子供の成長と共に買い替える必要がある楽器、バイオリン。子供専用に作られている楽器は珍しいかもしれませんね。何歳頃から使えるの?種類は?どのくらい使えるの?そういった疑問にお答えします。

バイオリンの大きさと種類

一言にバイオリンといっても、実は大きさによって種類があるのです。大きさといってもバイオリン・ビオラ・コントラバス…ということではありません。これはバイオリンの種類ではなく、弦楽器の種類になります。

ピアノの場合はグランドピアノ、アップライトピアノなどの種類がありますが、バイオリンとしての楽器は1種類だけ。作りはそのままで、大きさだけを変えることで小さい子供から大人までが同じ曲を演奏できるような作りになっています。

ピアノだと、指が届かないからという理由で曲の種類が制限されることもあります。ですがバイオリンにおいては子供に合った大きさの楽器を使用できるため、その心配はありません。大きさが小さくてもオモチャではなく、立派な楽器なのです。

バイオリンの種類にはどんなものがある?

バイオリンの種類・大きさには7種類あります。大人が使う楽器が最大のもので、4分の4サイズ(フルサイズ)と呼ばれます。4分の4サイズに続き、子供が使えるようにこのようなサイズの楽器が作られています。
・4分の3サイズ
・2分の1サイズ
・4分の1サイズ
・8分の1サイズ
・10分の1サイズ
・16分の1サイズ

大きさの表現からも分かるように、子供が使用するバイオリンは“分数バイオリン”と呼ばれます。分数バイオリンは16分の1サイズが一番小さく、幼い子供でも使えるようになっています。それぞれを使用する目安となる、適正身長が設けられているのが特徴です。

分数バイオリンと身長との関係

それぞれの分数バイオリンの適正身長はこのようになっています。(ヤマハ株式会社より参照:http://jp.yamaha.com/products/musical-instruments/strings/ac-violins/select-child/)
・4分の4サイズ:145㎝以上~
・4分の3サイズ:130~145㎝
・2分の1サイズ:125~130㎝
・4分の1サイズ:115~125㎝
・8分の1サイズ:110~115㎝
・10分の1サイズ:105~110㎝
・16分の1サイズ:105㎝以下

身長の目安からも分かるように、およそ5㎝刻みで種類が作られています。一番小さい16分の1サイズは105㎝以下となっていますが、これは3歳頃の年齢を想定されているようです。バイオリンを習い始める目安としても、3歳程度が無理なく始められるということでしょう。

バイオリンの大きさ、身長だけで決めていいの?

身長の基準が設けられている分数バイオリンですが、これはあくまでも目安です。身長の値だけを見てしまうと、大きすぎたり小さすぎたりということもあり得ます。そんな時、もう一つの目安となるのが腕の長さや指の長さです。

バイオリンという楽器は肩の上に楽器をあてて左腕を伸ばして弦を押さえます。そのため、構えた時に左腕が伸びきっていたり、反対に不自然に肘が曲がっていたりすると弾きにくいのです。これは身長の数値だけでは分からない部分ですね。

楽器が合っているのかどうかの目安となるのは、肩に乗せたときに左手でバイオリンの先端部分、丸まっているスクロールと呼ばれる部分が楽につかめるかどうか。この時、少し肘が曲がっている状態がいいですね。90度近くも曲がっているようでしたら、そのバイオリンはその子には小さいと言えるでしょう。

つまり、バイオリンの大きさを選ぶときは、必ず構えてみることが必要になります。身長の目安だけで決めてしまわず、そのひと手間は惜しまないようにしましょう。合う楽器を使用すると子供も弾きやすいので、結果的に上達も望めることでしょう。

子供はすぐに成長する…大きめの楽器を買ってもいい?

子供のうちは分数バイオリンを使うということを理解しても、バイオリンを1台買うのも
ある程度のお金が必要です。子供の成長は早いですし、せっかくなら長く使ってほしいという思いで適正サイズより大きめを買いたくなるかもしれませんね。

ですが、サイズが合わない楽器を使うことは本人が弾きにくいだけでなく、無理な姿勢を続けて身体に痛みが出たり、いびつな構え方が身についてしまったりすることもあります。こうした弊害を防ぐためにも、きちんと合ったサイズを確認して購入することが必要なのです。

「急に身長や腕が伸びました。成長期のようなので、ワンサイズ飛ばしてひとつ大きいサイズのバイオリンを購入してもいいですか?」バイオリンを子供に習わせている保護者から、こういった疑問も聞かれます。子供の洋服であればそれもいいのですが、ことバイオリンに関しては“その時にその子に合う楽器を使う”のが鉄則です。

楽器が大きくなるということは、比例して弦の長さも長くなるということ。もちろん弦を押さえる場所も変わってくるので、新しいサイズでの音程の取り方を練習する必要があります。ただ単に楽器が大きくなるだけではないことを、親も理解しておく必要があります。

バイオリン、何回買い替える必要があるの?

バイオリンは子供に合ったものを、と聞くと、最大のフルサイズになるまでに何回くらい買い替える必要があるのかと疑問を感じるかもしれません。分数バイオリンはフルサイズを含め7種類。例えば3歳頃から始めて小学校高学年までは習い続けるとしたら、この7種類を順に使っていくことになるでしょう。

そんなに何回も買い替える経済的な余裕は…という心配もありますが、実はバイオリンは買い替えの際、楽器を下取りに出して次の楽器を購入することが可能です。同じ楽器店で購入するなどの決まりもあるので、最初の購入の際には楽器店や教室の先生に相談することをお薦めします。

また、バイオリン教室や楽器店でも分数バイオリンをレンタルしてくれるところがあるようです。子供の成長が早いからこそ、下取りを使った買い替え制度やレンタルを上手に利用していきたいものですね。

バイオリンの種類は子供のために作られている

いかがでしたか?バイオリンの大きさと子供の成長の間には密接な関係がありました。7種類もの大きさが作られているバイオリンは、子供の味方です。ぜひお子さんに合った楽器を選んであげてくださいね。

頭を賢くする幼児教育

キッズアカデミー



3歳〜難関中学受験を目指す家庭が多く通う教室。

無意味な詰め込み教育ではなく、地頭を良くする右脳教育レッスン。

WEBからだと、無料で通常のレッスンを体験可能。