バイオリンの音がしっかり出せるようになってくると、曲も弾いてみたくなってきますよね。上達するため、レッスンにおすすめの教本をご紹介します。

バイオリンを練習するための教本ってどんなもの?

楽器に縁がないと、“教本”と聞いてもどんなものかイメージがつきにくいかもしれません。文章がつらつらと書かれた解説書のようなものではなく、バイオリンの構え方から音の出し方、楽譜の読み方や楽譜までがまとめられた本を一般的に教本と呼びます。教本によっては楽譜がメインになっているものもあり、著者によって違いが見られます。

教本はレベル別や指導者名、音楽家というくくりでまとめられているものが多いです。楽器店等に行くと“初心者向け”、“○○メソッド”などの教本を目にすることが出来るでしょう。お子さんが初めてバイオリンを学ぶ場合におすすめの、教本にはどのようなものがあるでしょうか?

初心者向けのバイオリン教本は?

初めてバイオリンを弾く、初心者(お子さん)向けの教本をいくつかご紹介します。

『幼児のための はじめてのバイオリン』

発行年:2012年
出版社:音楽之友社
著者:山田 晧一
収録曲:メリーさんのひつじ、ちょうちょ、かっこう、どんぐりころころ 他全19曲

初めてバイオリンを触れるお子さんにも楽しんでもらえるような、工夫がたっぷりの『幼児のための はじめてのバイオリン』。最初は数種類の音から始まり、徐々にバイオリンを弾くことに慣れていけるように曲目が作られています。日本の童謡を中心にフランスやドイツなど世界の民謡も紹介されています。

『篠崎バイオリン教本』

発行年:2005年
出版社:全音楽譜出版社
著者:篠崎 弘嗣
収録曲:ゆかいな行進、小メヌエット、家路、スペイン舞曲 他60曲以上

基本練習が段階的になっており、説明が丁寧だという声が多いのが『篠崎バイオリン教本』です。構え方から書かれているので、本当に“初めて”の方も、大人が独学で学びたい場合にもバイブルとなってくれるようです。シリーズとして4巻まで発行されています。

著者の篠崎氏が自ら作曲した曲も多く、段階的にレベルアップを感じられる曲目となっています。収録曲も多いので、丁寧に技術の向上を目指す印象です。こちらに合わせたCDも販売されています。

『篠崎バイオリン教本』の内容は合っているけど難しい。そういう場合には、導入として子供向けに内容をかみ砕いた『子供のバイオリン教本』をどうぞ。お子さんの年齢が幼い場合にもピッタリですよ。

『スズキメソード 鈴木鎮一 ヴァイオリン指導曲集』

発行年:2009年
出版社:全音楽譜出版社
著者:社団法人 才能教育研究会
収録曲:こぎつね、ロング・ロング・アゴー、メヌエット1~3番、楽しき農夫 他全17曲

『スズキメソード 鈴木鎮一 ヴァイオリン指導曲集』、は“鈴木ヴァイオリン指導曲集”と呼ばれることもある教本です。シリーズとして全10巻発行されています。

こちらの指導曲集を教材として使用しているバイオリン教室も珍しくありません。『篠崎バイオリン教本』1巻と比較すると『スズキメソード 鈴木鎮一 ヴァイオリン指導曲集』1巻のレベルは高く、指導者がいる前提での使用が良いようです。

最初から教本にCDが付属しており、必要になってからの追加購入がないのが嬉しい点です。ただ、その分教本1冊あたりの価格は高くなりますし、親が経験者などでCDが必要ではない場合も、購入はセット販売のみ。お値段がもう少し安ければ…というユーザーの声も聞かれます。

『新しいバイオリン教本』

発行年:1998年
出版社:音楽之友社
著者:兎束 龍夫、篠崎 弘嗣、鷲見 三郎
収録曲:むすんでひらいて、郵便屋さん、主人は冷たい土の中に 他全24曲

こちらは『新しいバイオリン教本』シリーズとして、レベル別に6巻まで発行されています。1巻では音を鳴らすような基礎中の基礎を中心に、曲を進めることができます。

上に紹介した『篠崎バイオリン教本』や『鈴木ヴァイオリン指導曲集』に収録されている曲も多くありますが、最終巻である6巻はこの2つと比較しても高い技術力が求められる内容となっています。教本と共に使えるCD音源もあるので、併せて使うのもいいですね。

『カイザー ヴァイオリン練習曲』

発行年:2011年
出版社:全音楽譜出版社
著者:篠崎 弘嗣
収録曲:練習曲 第1番 Op.20-1 他全12曲

『篠崎バイオリン教本』の著者である篠崎 弘嗣がまとめた練習曲集です。基礎ができてきたら取り組みたいのがこの“カイザー”。バイオリニストのハインリヒ・エルンスト・カイザーが作曲した練習曲集です。

『カイザー ヴァイオリン練習曲』は全3巻のシリーズで、バイオリンに必要な技術を取得することができます。『篠崎バイオリン教本』の中にもこのカイザーをまとめた内容が収録されています。

カイザーが弾けるレベルになると曲も長くなるため、一冊丸々「弾けるようになった」と感じるにはある程度時間もかかります。その分、達成感を感じられるので、バイオリンを学ぶ子供たちの目安となっているようです。

バイオリンの教本はどうやって使うの?

ご紹介したように、バイオリンの教本には様々なものがあります。基礎が中心になっているもの、たくさん曲を弾いていくことで技術を向上させようというもの…。自分の子にはどれを選ぶべきか、悩むことがあると思います。

バイオリンの教本は、レッスンを受ける教室で教科書のように使用することが殆どです。「この教本を使用して指導しています」という点、つまり指導方針をアピールポイントにして開業しているところもあるくらいです。最初に使いたい教本がある場合は、教室に確認するといいでしょう。

一方で、上達と共に自分の演奏に足りない技術が分かってきます。そうしたときに技術の向上のために役立つ教本を探す、もしくは先生から提示されて基本の教本の補足として新しい教本を使うこともあります。

受験勉強と同じように、「この参考書さえやっておけば絶対大丈夫」ということはありません。苦手な分野を補うために、複数の教本を使い分けることが必要になってきます。一つの教本でいつまでもうまくいかないようであれば、先生に相談してみるのも大切です。

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